リザーバー研究会について/会長あいさつ

リザーバーとは何でしょう?リザーバー研究会とは何なのでしょうか?

リザーバーとは、ポートとも呼ばれる医療器具の一つで、体内に留置するカテーテルと連結させて使用するものです。カテーテルシステム全体を完全に体内に埋め込むために開発されました。カテーテルと接続したリザーバーを皮下に埋め込み、皮膚を通してこのリザーバーのシリコン部を穿刺することで、カテーテル先端が留置されている部位に薬液を注入することができます。 日本では、開発当初は肝動注化学療法用として普及してきましたが、現在では静脈内注入用として利用されることが多くなっています。

リザーバー研究会は、このリザーバーが医療器具として使用可能になってから間もなく1987年に発足しました。リザーバーの使用用途は動脈、静脈、腹腔、脊髄腔など多岐に及び、使用する診療科も特定されるものではなく、さらに医師のみでなく、看護師や薬剤師など多くの医療スタッフが関わりをもつものです。このため、診療科、職種、機器メーカーを問わず、横断的に情報を交換できる、形式にとらわれない研究会として今日に至っています。一つの医療器具を、単なる道具に終わらせずに、医療全体の発展に貢献できればと願って、「たかがリザーバー、されどリザーバー」とこだわりをもって熱く語り合っています。

リザーバー研究会 代表世話人 稲葉吉隆
(愛知県がんセンター中央病院 放射線診断・IVR部)