当番世話人の挨拶
第38回リザーバー研究会を 初夏のうどん県高松市で開催させていただきます。
一時は隆盛を誇っていた、肝動注リザーバーも、最近はめっきり減少し、とある先生が言うには絶滅危惧種になってきたともいわれています。しかしながらまだまだリザーバー治療は生き残る余地は残っていると思っております。私が専門にしています肝臓病の領域においても、薬の進歩が早く、B型、C型肝炎もほぼ
内服薬だけで治ってしまう時代が来るようにいわれてますが、まだまだすべてを治癒させるには時間が
かかるようです。肝動注リザーバー療法もしかりと思っております。‘肝動注リザーバー療法の生き残る道を探る’と題して、この高松にて皆さんと論議を交わしたいと思っておりますので、皆さんからの多数の演題をお待ちしております。また時代はCVリザーバーの時代に移り変わっています、CVリザーバーに関する演題や、リザーバーに関する看護師さんの工夫やマネージメントに関連した演題についてもたくさんのご応募をいただきたいと思っております。
うどん県の夏は暑く、雨が少ないのが特徴ですが、おいしいうどんとすばらしい瀬戸内海の景色がそれらを吹き飛ばしてくれるでしょう。最近は瀬戸内の島々のアートや平清盛で有名な源平合戦の地である 屋島壇ノ浦等観光地もたくさんこの高松の周辺にございます。‘うどんだけでない香川県’に皆様をおよびできることはこのうえもなく幸せでございます。たくさんの皆様においでいただきますことを心待ちにしております。
平成24年11月吉日
第38回リザーバー研究会 当番世話人
香川県立中央病院 肝臓内科
高口浩一