当番世話人挨拶
第39回リザーバー研究会の当番世話人を仰せつかり、身に余る光栄でございます。
この度は2014年9月5日(金)、6日(土)に奈良ホテルで開催させていただくこととなり、ご参加下さる皆様に心より歓迎の意を表し、ご挨拶申し上げます。
奈良では2005年3月に奈良県立三室病院 阪口 浩先生が第28回リザーバー研究会を開催されて以来となります。今回のテーマは「Discover tomorrow」とさせていただきました。全身化学療法の進歩によりリザーバー療法はCVポートが主流となっており、残念ながら動注リザーバーの件数は年々減少しているのが現状です。ご存知のように奈良県立医科大学ではIVRの黎明期から肝細胞癌に対する経カテーテル治療を積極的に行っております。その伝統を継承すべく今回は門脈腫瘍栓をはじめとした難治性肝癌に対して従来のリザーバー療法の技術と新しい各種治療をうまく組み合わせることにより、リザーバー治療の明るい未来を模索したいと考えております。また、現在、主流となっているCVポートではメディカルスタッフを中心として活発な意見交換ができるような有意義な研究会にしたいと思っております。これ以外にもリザーバー研究会独自のマニアックな治療技術・工夫、各種癌治療、CVPの安全・管理など幅広い演題の応募をお待ちしております。
今回の会場となる奈良ホテルは1909年に『関西の迎賓館』として奈良公園内に誕生したしたクラシックホテルです。パッと見はホテルとは思えない佇まいで奈良公園の雰囲気に完全に溶け込んでおります。また、興福寺、春日大社、猿沢の池、東大寺など有名な観光地に隣接しており休憩時間を利用して古都奈良を満喫していただけると思っております。
有意義な会をめざして鋭意準備中でありますので、多数の方のご参加を心よりお待ちしております。
第39回リザーバー研究会
当番世話人 末吉 智
(ゲートタワーIGTクリニック/奈良県立医科大学)