第42回リザーバー研究会

当番世話人挨拶

第42回リザーバー研究会を2017年9月1日(金)、2日(土)の2日間開催させていただくこととなりました。大変光栄に存じます。場所は1200年の歴史が息づく日本仏教の聖地高野山です。今回の開催テーマを「rebirth」とさせていただきました。1986年に第1回が開催されて30年が経ちました。この30年の間に診断、治療の進歩、そしてデバイスの発達などにより医療環境が激変しております。おのずと本研究会の役割も当初とは変化してきていると思います。特に動注リザーバーの役割については、全身化学療法が世界的に標準治療として確立された現在、その存在意義についてもう一度見直すべき時期にきています。「rebirth」というテーマにはもう一度リザーバーという技術を見直し、次世代にどうやって技術と伝統、よさを伝えていくかを考え直す(=生まれ変わる)という意味をこめました。折しも代表世話人が本研究会創設者の荒井保明先生から、稲葉吉隆先生に交代し、世話人も世代交代となっております。新生リザーバー研究会として本会を再スタートのきっかけとしていただければと思っております。

普段の研究会は比較的アクセスのよいところで開催されておりますが、今回は少し遠いと思います。遠方の先生方には大変申し訳なく思っております。ただ、遠いだけではありません。非常にいい場所です。なかなかこのような機会がないと行かない場所かもしれません。9月初旬はまだまだ残暑が厳しい時期だと思いますが、お山は非常に涼しいです。標高900メートル超の山上は下界と比べて約10℃近く気温が低く非常に過ごしやすいと思います。ひんやりとした空気の中、身も心も引き締まると思います。宿泊のかたは基本的には宿坊になります。料理も精進料理が基本です。(お酒はありますのでご安心ください)でも、せっかくの機会です。普段のぜいたくを忘れてみるのもいいかもしれません。身も心もデトックスしてみてはいかがでしょうか。

前回、岡山開催のテーマは「すべてがアツイ!」でしたが、今回は「すべてがスズシイ!」と思います。夏休みをかねてご家族でご参加いただいてもよいかもしれません。涼しい環境でリザ研伝統の「アツい議論」を重ねていただければと思います。

スタッフ一同、よりよい研究会にすべく努力してまいります。2017年9月お山でお会いしましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

2016年8月
第42回リザーバー研究会 当番世話人
上嶋 一臣
近畿大学 消化器内科

当番世話人 上嶋一臣

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